一畑電車(本社・島根県出雲市)が、新造車両「デハ8000系」の概要やイメージ図を公表した。今年度中に1両を導入し、来年3月2日に営業運転を開始する予定だ。
座席はロングシートのほかに、座席の向きを変えることができるデュアルシートも設置。通勤通学客が多い時間帯はデュアルシートの部分もロングシートの向きに合わせる。観光客が多い時はデュアルシートの向きを進行方向または対面にする。
車体は長さ20.8メートルで、片側2扉のステンレス製(前頭部は鋼製)。外観は車体下部にオレンジ色のラインを入れる。車内の床、化粧板、座席モケットの色や柄は落ち着いた雰囲気にするという。
車内の次駅停車駅案内表示器は日本語のほか、英語、韓国語、中国語(繁体字、簡体字)に対応。防犯カメラを取り付け、バリアフリー対策も施す。
2025年度にはさらに1両を、26年度に2両を導入予定という。